
CMB楽曲紹介、一回目は一番記憶に新しい、ということで「Shining Mosh」を特集してみました。
今回何を取り上げるか迷ったんですが、
CMBのCD表題曲であり、1stライブのタイトルにもなっている「SOUND MAJESTY」を選んでみました。
SOUND MAJESTYの概要
SOUND MAJESTYも、もちろん須藤賢一さんの楽曲。
最初に演奏されたのは「Sing All Love」ツアーのインストコーナー。
ちなみにCMBの1stライブでは、開幕一曲目に、ShiningMoshに続けるかたちで短めに。
本編のラストにフルサイズで改めて、という様に演奏されていました。
SOUND MAJESTYの特徴・聴きどころ!
SOUND MAJESTYは、4小節の「6/8」のドラムパターン、フィルからスタート。
冒頭のメロディーも引き続き「6/8」で進行していく上、少々怪しいながらも落ち着いたラインなので、
あまり暴れない曲なのかと思いきやいきなり落とし穴が!
なんと「7/8」「6/8」「10/8」という怒涛の変拍子。
間に入るギター、ヴァイオリンに加え、ブラス系のシンセによるキメもかっこいいです。
この曲、聴いてみると分かるんですが、3部構成のようになっています。
他の曲は、ドラムソロを挟むなどして、雰囲気を変えた2部構成が多い印象ですが、
この曲は、ここで冒頭からの雰囲気とはガラッと変え、アクティブな、疾走感のあるセクションに入っていきます。
テンポでいうと、110→135なので、かなり速くなってますね。
そして、ここからは「4/4」です。やっと慣れ親しんだ拍子がやってきました。
テンポも速く、サウンドもかっこいいので、全力でノッていきましょう。
ベースソロから順に、ヴァイオリンソロ、シンセリードソロ、ギターソロと、各プレイヤーのテクニックに注目です。
また、ソロを支えている他のパートが何をやっているかに耳を傾けてみるのもおすすめです。
個人的には、ソロの後ろでケニーが弾いているエレピのバッキングがお気に入りです。
で、ここからはお待ちかねのドラムソロ。
武道館ライブでは光るドラムスティックによる「見て楽しいドラムソロ」が堪能できました。
手元でスティックを回すのはもちろんですが、
スティックを投げながらシンバルを叩くドラムソロのはなかなか見れないのではないでしょうか?
ドラムソロあけの第3部。
シンセブラスを主体としたかっこいいサウンドで始まり、そのままエンディングまで一直線!って感じです。
ちょっと音楽の細かい話になりますが、ここのフレーズ、全部メジャーコードの展開型でつくってあるんですね。
弾いてみたいと思って採譜してみたら全部メジャーになってびっくりしました。↓こんな感じ。
ちなみに、このセクションは「宇宙をかける少女」のサントラに収録されている楽曲「FACE TO FACE」そのまんまだったりします。
サントラCDのVol.2に収録されているので是非聴いてみてください。
管理人の一言
SOUND MAJESTYは、落ち着くポイントがあったり、「4/4」でちゃんとノれるポイントがあったり、
プログレらしく変拍子で攻めてくるポイントがあったりと、盛りだくさんですごく楽しいインストです。
変拍子の部分は拍子の頭がどこかわかりにくいかもしれませんが、
拍子に惑わされ、弄ばれながらノるのも変拍子を含む楽曲の楽しみ方の一つだと思うので、色んな所に注目しながら聴いてみてください。
この曲は、第3部に宇宙をかける少女の楽曲が用いられていることだけ確認してますが、
他にもプログレ曲のオマージュなんかがあるかもしれません。もしすでに気付いている人いたら教えてください。
よろしくおねがいします。